ー 新型コロナウィルス禍に対する弊社の人事適性検査における対応について ー
・遠隔方式の人事適性検査、結果判定
2020年5月の時点において新型コロナウィルスに対するワクチン等はまだ発見されておらず、発病に対しては隔離と対症療法が現在取りうる手段であり、収束がいつになるかの見通しは立ってはおりません。
我々としては他人との接触の機会を減らし、接触の際には距離を保つことが採りうる対応策です。
弊社の人事適性検査についても、弊社検査員と多人数の受検者および結果判定時のクライアント企業人事責任者様との長時間の接触の機会があり、企業様と弊社双方にとってもウィルス感染の可能性は否定しきれません。
とは言え、将来のリーダー候補の新卒・中途採用や企業内の既存人材の適性評価の為の人事適性検査は不可欠です。
企業様と弊社検査員・判定員との直接接触の機会を減らす１つの手段として、たまたま2000年代から複数のクライアント企業様に対して実施している適性検査の実施・結果判定の例がありますので、むしろ積極的に対コロナウィルス対策としてご紹介したく考えました。
適性検査実施時にクライアント企業様にとっては遠隔地の他者である弊社検査員が直接に企業様の検査会場に出向くのではなく、企業様の人事スタッフが弊社から事前送付した検査用紙を受検者に配布し、検査を実施していただいております。
弊社により事前に配布した検査実施マニュアル「適性検査実施要項」を参考にこの手順に従って検査を実施し、検査後は記入済みの検査用紙を弊社に送付していただき、弊社内で採点を行います。
現在では複数回の弊社の適性検査を実施した経験のある企業様で、かつ検査実施の当日に立会う企業スタッフ自身もこの検査を受検した事があり検査の様子を知っている担当者に行っていただいております。
採点が終了し結果判定の日時調整を行い、結果判定は弊社判定員が直接に企業様を訪問し人事責任者様と面談する場合もあり、また必要書類やファイルを事前にファックス、メールで人事責任者様へと送付後に定刻に電話にて行う場合とがあります。
むろんこのたびの新型コロナウィルス禍を想定していたものではなく、直接の訪問がしにくい等のクライアント企業様側からのさまざまな事情とご要望から始めた検査方式ではありますが、奇しくもこの方式がコロナ禍対応のテレワークに近いことからこの検査実施・結果判定の方式も積極的に訴求してゆこうと考えました。
こちらの遠隔方式の人事適性検査・結果判定は既に１０年以上に渡って複数のクライアント企業様に採用していただいております。
従来方式も受検者・人事スタッフ様との物理的距離を充分に取った上でこれまで通り受け付けております。
初回の企業様に対してはこの人事適性検査のあり方自体が初見の事ですので、まず従来方式での実施をおすすめ致します。
遠隔方式をご希望の企業様には検査マニュアル「適性検査実施要項」を送付いたします。検査担当の企業様側スタッフにはこの実施要項を暗記、もしくは検査現場でこの実施要項を読みながら検査を実施していただきます。
従来方式での弊社検査員による検査実施の状況をビデオに撮って運用の参考にしているクライアント企業様もおいででした。
検査結果判定についての料金は従来と変わりません。
この遠隔方式の人事適性検査、結果判定がご参考になりましたらさいわいと考えます。
以上です。
株式会社マネジメント・サイエンス研究所
代表取締役 コンサルタント
城 誠
2020年5月21日
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