性格検査について(Character検査)



 性格検査では性格を「情緒」の軸と「態度」の軸の2軸で構成されると考えます。

性格の構造

 情緒は安定であるか不安定であるかを見、態度は積極的であるか消極的であるかを見ます。
 この各軸2つの状態により4つの性格類型に分かれます。

・情緒が安定で、 態度が積極的 =D型
 Director    指導者型
・情緒が安定で、 態度が消極的 =C型
 Calm,Clerk   書記型、守備型
・情緒が不安定で、態度が積極的 =B型
 Behavior    ひとくせあり型
・情緒が不安定で、態度が消極的 =E型
 Escape,Eccentric 逃避型
 以上の4類型に次の1類型が加わります。
・情緒が安定と不安定の中間(平均)、態度が積極と消極の中間(平均)=A型
 Average    平均型(特長なし)

 各性格類型の英語の頭文字を取って、D、C、A、E、B型と略称します。

 さらに、より詳細に各性格類型を測定するに当たって、「情緒」と「態度」とを各6因子に分け、全12因子の値を測定します。

●「情緒」を構成する6因子
・D 抑鬱性   (Depression)
・C 回帰性傾向 (Cyclie Tendency)
・I 劣等感   (Inferiority Feeling)
・N 神経質   (Nervousness)
・O 客観性欠如 (Lack of Objectivity)
・Co協調性欠如 (Lack of Cooperativeness)
●「態度」を構成する6因子
・Ag無愛想   (Lack of Agreeableness)
・G 一般的活動性(General Activity)
・R のんきさ  (Rhathymia)
・T 思考的外向 (Thinking Extraversuon)
・A 支配性   (Ascendance)
・S 社会的外向 (Social Extraversion)

 性格類型が同じD型(指導者型)であっても、周囲が順調な時だけ調子のいい逆境には脆いリーダーであるか、逆境下でも決断力と気魄を持って邁進する果敢なリーダーであるかが、ここまで測定すると分かります。
 逆に、普段は表にあらわれない意外な強さや弱点も発見されます。
 企業が決して採用してはいけない性格類型も判定されます。

 性格検査(略称 C検査)ではこの5つの性格類型と12の性格構成因子を測定します。


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